ペグ園

ぺぐぞの

2023年の振り返り

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。ペグ酸です。

2023年も終わりということで、今年一年自分の身にあったことの振り返りをしていきます。

今年はコロナが下火になって外出する機会が増えたことや、そもそも自分自身の環境の変化が大きくなる年だったこともあり、非常に波乱万丈な1年になりました。

それでは、振り返っていきたいと思います。

大学院の入試があった(4月~8月)

8月に大学院の入試がありました。(この話題をすることで推測できると思いますが、私は現在B4です。)

内部進学で引き続き今の研究室に在籍するので、外部の大学院に進学する人に比べれば準備にかけた期間や労力は格段に小さいかと思います。

しかしながら、今年度は内部進学の希望者が例年の2倍以上となり、私は推薦枠に漏れてしまいました。そこで一般入試にて受験するわけなのですが、志願者が多いため果たして合格できるのかという心配がずっとつきまとっていました。4月末~8月下旬は、このプレッシャーと向き合う4ヶ月間になりました。

結果的に、夏院試で合格を頂くことができ、ほっと一安心することができました。

卒業研究が本格的に始まった(4月~)

4月から卒業研究が本格的に始まりました。

4月は研究室に毎日行って進めていたのですが、5~6月は院試の対策をしており中々研究が進められず、9月末の中間発表の直前に理解不足で少しバタバタする羽目になってしまいました。

中間発表も準備不足で教授に素人質問を投げかけられてしまい、非常に出来の悪い発表になってしまいました。点数をつけるならば20点です。

12月現在は卒論発表に向けて研究の大詰めとなってきています。院試の学科試験対策が無ければ、今進められている所には10月頃到達出来ていたと思うので、ペースを加速させて取り組んでいっています。

少なくとも8年間メンタルが不調だったことが判明した(6月)

4月頃から人混みで動悸がするようになり、外出すると非常に疲れるようになっており、病院などに行った結果パニック障害を患っていたことが判明しました。

中学の頃から、冬になると動悸がするようになり、春になると治っていくので季節的なものなのかなあと思っていましたが、必ずしもそれだけが要因ではなさそうです。

病院で薬をもらったところ、体が15年ぶりぐらいに軽くなった気がします。小学校低学年から不調だったかもしれないことに気づき、何故薬をもっと早くもらわなかったのだと思っています。

とはいえ、小学校の頃から10月頃になってくるとメンタルが落ちてくる(おそらく冬季うつ)ので、完全にコントロール出来ているのかといえばそうでないです。ここ6年ほど(高校進学後~B3)の間は冬期うつと思われる症状は下火だったのですが、今年はこの症状が重く、研究などのやるべきことや、プライベートでのやりたいことが中々進められずに困っています。

傍から見たら怠けに見えると思いますし、自分でも半分そうなのではないかと思ってしまい、余計に焦燥感が募っている今日このごろです。

ペーパードライバーを脱却した(4月)

免許取得以来2年間運転していませんでしたが、4月にペーパードライバーを脱却しました。

運転する必要がある事情が複数できたことが一番の理由なのですが、この年末年始が免許の初回更新なので、ブルー免許なのに運転できないのも何だかなーと思うようになったのも理由の一つです。

週1、2回、2~3ヶ月運転していたら慣れることができました。とはいえ長年運転している人に比べればまだまだ慣れが必要だなと感じる場面が多いです。引き続き、運転する機会をなるべく作っていければと考えています。

高校時代の同級生に会えた(2~3月、4月、10月)

昨年に引き続き、コロナが下火になってきたので高校時代の同級生や祖父母に会ってきました。

私は高校から親元を離れて寮生活をしており、そのために高校時代の同級生は出身地がバラバラです。ですので、コロナの間は中々友人と会えていなかったのですが、昨年からコロナが下火になってきたこともあり積極的に会いに行くようにしていました。

今年の2~3月と10月は九州の方で会って、4月は地元(大阪)で会いました。皆変わりなく元気にしており何よりでした。

九州には祖父母が住んでいることや、父親が単身赴任していることもあり、九州への帰省がいつもに増して充実したものとなりました。祖父母ともコロナの間会えていなかったので、会う機会が出来て大変良かったです。

おわりに

今年一年の、私の大きな出来事を振り返るとこんな感じです。何だかもっと沢山書けるのかなと思っていましたが、いざ書いてみると意外とサラっとしているなという印象です。

それでも、普段は箇条書きで構成を練らないと文章が書けないタイプなのですが、この記事は構成を練ることなく1時間足らずで書き上げられたので、かなり筆が進んだためでもあると思います。

来年に向けての目標ややりたいこと、そして心配なことも書きたいのですが、記事が長くなってしまうので今回はこの辺で一旦区切ろうと思います。

ではまた!

【Minecraft】Waterfall (BungeeCord) + HaProxy (DDNSあり) の設定メモ

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。ペグ酸です。

Minecraft (Java Edition) のマルチプレイサーバーで、DDNS配下のWaterfallプロキシに、HaProxy経由でアクセスする際の設定を、備忘録としてまとめます。

環境は、プレイヤー → HaProxy 2.4.18 → Waterfall 1.19.3、というものです。サーバーのOSはUbuntu 22.04で検証しています。

なお、参考にされる際は自己責任でお願いします。もし良くない設定などあれば、コメント欄でご教示いただけると幸いです。

目次

Waterfallの設定

Waterfallのconfig.ymlにおいて、prevent_proxy_connectionsfalseに設定変更します。 これを行わないと、プロキシ経由で接続しても弾かれます。

prevent_proxy_connections: false

適宜、Waterfallのポートには、HaProxyのサーバーからしかアクセス出来ないように設定してください。 ufwiptablesで弾く、VPNで接続する方法などが考えられます。

HaProxyの設定

/etc/haproxy/haproxy.cfg を以下のように設定します。

DDNS配下のIPアドレスが変わっても、数十秒程度で反映されます。死活監視の間隔を変更したい場合は公式のドキュメントを参照してください。

# DDNSの名前解決用のDNSサーバの指定。CloudFlareのものと、Googleのものを指定しています。何でも良いです。
resolvers nameservers
    nameserver ns1 1.1.1.1:53
    nameserver ns2 1.0.0.1:53
    nameserver ns3 8.8.8.8:53
    nameserver ns4 8.8.4.4:53

# Waterfallへアクセスする設定。Waterfallは、waterfall.example.com:30000で動いているとします。
listen minecraft
        bind 0.0.0.0:25565
        server minecraft-backend waterfall.example.com:30000 send-proxy-v2 check-send-proxy resolvers nameservers init-addr last,libc,none

注意点・内容の軽い説明

3つあります。

send-proxy-v2を忘れない

忘れるとWaterfallサーバーに繋がらなくなります。

死活監視にはcheckではなく、check-send-proxyを使う

checkでも動きますが、2秒おきに来る死活監視のパケット(っぽいもの)にWaterfallが反応して、エラーでサーバーログが埋め尽くされてしまいます。

check-send-proxyを使うとサーバーログが埋め尽くされることはありません。

DDNSの名前解決として、resolvers, init-addrを使う

resolvers nameserversで、DNSサーバーを指定しています。

init-addrは、HaProxy起動時の名前解決をどうするかを指定するものです。lastは最後に名前解決したときのものを使用する、libcDNSサーバーに名前解決を問い合わせる、というものです。

おまけ: Votifierもプロキシで行う設定

Votifierは、waterfall.example.com:9000で動いているとします。

こちらは、check-send-proxyではなく、checkを使います。

listen votifier
        bind 0.0.0.0:8192
        server votifier-backend waterfall.example.com:9000 check resolvers nameservers init-addr last,libc,none

最後に

Bedrock用のプロキシであるGeyserMCを動かしている関係上(HaProxyはUDPをプロキシ出来ない)、本当はnginxで統一したいのですが、上手く動いていません。このあたりも今後検証していきたいと考えています。

また、nginxでGeyserMC用の通信を中継する設定も近いうちにまとめたいと思います。

再度になりますが、参考にされる際は自己責任でお願いします。もし良くない設定などあれば、コメント欄でご教示いただけると幸いです。

ではまた!

【Office for Mac】ファイルを最終版にする方法(MacのWord/Excel/PowerPointなど)

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。ペグ酸です。

先日Macを購入したのですが、Officeでファイルを最終版にするボタンが無く、調べても出てきませんでした。

ファイルの情報を見てみたところ、プロパティで属性(_MarkAsFinal)を追加すれば出来るようだったので、その方法をまとめます。

目次

参考: Windowsで最終版にする方法

リボンで「ファイル」を開きます。

画面左上の「ファイル」をクリックする

出てきた画面で「情報」を開き、「文書の保護」ボタンを押すと、「最終版にする」があります。

「情報」→「文書の保護」に「最終版にする」がある

やり方

メニューバーで、「ファイル」→「プロパティ」を選びます。

メニューバーで「ファイル」→「プロパティ」を選ぶ

出てきた画面で、「ユーザ設定」タブを選び、画像のように設定(名前: _MarkAsFinal、種類: はい/いいえ、値: はい)し、属性を追加します。そして保存します。

ユーザ設定タブから属性を追加する

ファイルを保存すると、「読み取り専用」と表示されています。ですが、この時点ではまだ編集・保存が出来る場合もあります(このあたりの挙動が不明です)。

一旦ファイルを保存したときの状態。なぜか、まだ編集や保存ができる。

一旦ファイルを開き直すと、最終版の表示が出ています。編集も出来なくなっています。

ここで「編集する」をクリックすると、先程追加した属性が消えます。ですので、(当然ですが)一旦最終版を解除し、再度最終版にするときは同じ手順を繰り返す必要があります。

ファイルを開き直したときの様子。ここでは必ず最終版になっている。

最後に

Windowsだとエクスプローラーでファイルを見ても最終版という属性が付与されていますが、macOSではFinderでファイルを見ても特にそのような項目は見当たりません。

このあたりの違いが理由で、Mac版のOfficeには最終版にするボタンが無いのではないかな?と思います。

もし他の方法があればコメント欄で知らせていただけると嬉しいです。

【Ubuntu】既存の非RAIDのシステムドライブをRAID1にする方法

はじめに

ご覧いただきありがとうございます。ペグ酸です。

先日自前で運用しているUbuntuのサーバーのシステムドライブをRAID化しました。しかし、その際に日本語での情報が乏しかったことや、英語の情報でもまとまっていなかったり、まとまっているものも一部上手く動かなかったりして作業が難航したため、今回方法を記事としてまとめることとしました。(参考にしたサイトは記事の最後にまとめています)

なお、内容は十分気をつけて書いているつもりですが、もし間違っていて損害を被った場合でも私は責任を負えません。この記事を参考にされる際はバックアップをきちんと取り、自己責任で実行するようお願い致します。

目次

前提

  • 元々インストールされているドライブ: /dev/sda
    • ブートボリューム: /dev/sda1
    • ルートボリューム: /dev/sda2
  • 増設したドライブ: /dev/sdb
  • OS: Ubuntu Server 20.04
  • その他: LVMは無し、UEFIブート

やり方

バックアップを取っておく・インストーラーUSBを用意しておく

万が一操作に失敗して回復不能になっても差し支えないように、RAID化するのに関係ないストレージにデータをバックアップしておきます。

また、ブートパーティションの操作を伴うため、ブートパーティションが損壊したときに修復できるよう、UbuntuインストーラーUSB(などのコマンドラインを実行できる外部の環境)を用意しておきます。

ストレージを取り付ける

RAIDアレイを構成するハードディスクやSSDを取り付けます。ここでは具体的な手順は省略します。

増設したハードディスクにパーティションを複製する

増設した/dev/sdbに、/dev/sdaのパーティションを複製します。

$ sudo sfdisk -d /dev/sda | sudo sfdisk –force /dev/sdb

mdadmで片肺だけのRAIDを作り(missingと/dev/sdX、など)、mdadmとgrubを更新する

mdadmで片肺だけのRAIDを作ります(ここでは/dev/md0で作ります)。ルートのパーティション(/dev/sdb2)だけをRAID化します。

ここで、ブートパーティションはmdadmだとRAID化出来ないので、後述の方法で手動でデータをコピーします。

$ sudo mdadm --create /dev/md0 --level=1 --raid-devices=2 missing /dev/sdb2

再起動時にmdadmのRAIDアレイが解体されない(自動で組み立てられる)ように、mdadmのRAIDアレイの設定をコマンドで更新します。

$ sudo sh -c "mdadm --detail --scan >> /etc/mdadm/mdadm.conf"

grubを更新します。参考にしたサイトだと、選択画面が出てくるようで、そこで/dev/sdaと/dev/sdbを選びます(/dev/md0は選ばない)。

しかし、特にそういったものが出てくることはなかったので、このコマンドが何らかの役目を果たしているのかは不明です。

$ sudo dpkg-reconfigure grub-pc

構築したRAIDのボリュームなどをフォーマットする

ルートボリュームをフォーマットします。

$ sudo mkfs.ext4 /dev/md0

ブートボリュームもフォーマットします。こちらはvfatでやります。

$ sudo mkfs.vfat /dev/sdb1

ルート、ブートのボリュームそれぞれの内容をrsyncなどで複製する

まずは時間がかからないブートボリュームからやります。

/dev/sdb1を、/mnt/sdb1にマウントします。

$ sudo mkdir /mnt/sdb1
$ sudo mount /dev/sdb1 /mnt/sdb1

/boot/efi/のデータを、/mnt/sdb1/にコピーします。

$ sudo rsync -vazHAX --numeric-ids /boot/efi/ /mnt/sdb1/

同様の手順でルートボリュームも複製します。

/dev/md0を、/mnt/md0にマウントします。

$ sudo mkdir /mnt/md0
$ sudo mount /dev/md0 /mnt/md0

ルート配下のデータを、一部を除いて/mnt/md0/にコピーします。このコマンドだとシンボリックリンクの中身までコピーされてしまうので、適宜工夫してください(参考にしたサイトのコマンドをほぼ変えずに記しています)。

また、時間がかかるので、screenなどを用いてやると安全かもしれません。

$ sudo rsync -vazHAX --numeric-ids --exclude="/dev/*" --exclude="/proc/*" --exclude="/sys/*" --exclude="/mnt/*" --exclude="/boot/efi/" / /mnt/md0

fstab、grubのルートボリュームをRAIDのものに切り替える

RAID側のルートパーティションのfstab(/mnt/md0/etc/fstab)に書かれているルートボリュームのマウントポイントを、RAIDのものに書き換えます。

/dev/md0 / ext4 errors=remount-ro 0 1

続いて、現在の(既存のドライブの)ブートパーティションgrub(/boot/grub/grub.cfg)を書き換えます。

本来は直接書き換えてはいけないようで、コマンドで書き換える方法があるようですが、ここでは直接書き換えます。(あまり良くない方法だと思います。不安なこととして最後でまとめます。)

まずは/boot/grub/grub.cfgを複製しておきます。

$ sudo cp /boot/grub/grub.cfg /boot/grub/grub.cfg.backup

次に、/boot/grub/grub.cfgに書き込み権限を付与します。

$ sudo chmod +w /boot/grub/grub.cfg

そして、/boot/grub/grub.cfgの、

linux /boot/vmlinuz-(バージョン)-generic root=UUID=(文字列) ro

となっている部分を、

linux /boot/vmlinuz-(バージョン)-generic root=/dev/md0 ro

と書き換えます。

この際、テキストエディタの一斉置き換えで行うと起動しなくなります(万一起動しなくなった場合はブータブルUSBなどで外部からファイルを書き換え、元に戻します)。最低限の(選択肢の、Ubuntuと書かれているところのみなど)場所の該当項目のみを書き換えます。

最後に、/boot/grub/grub.cfgの書き込み権限を剥奪し、権限を元々の状態に戻しておきます。

$ sudo chmod -w /boot/grub/grub.cfg

再起動する

再起動します。

$ sudo reboot

ここで上手く起動しなければ、次の方法でブータブルUSBなどを用いて切り戻しを行います。

grubが上手く起動しなければ)grubを元に戻す

grub.cfgをテキストエディタの一斉置き換えでやってしまうと、grubが上手く起動しなくなります。

このときは、ブータブルUSBなどから先程編集したgrub.cfgを編集前のものに戻し、一旦既存のルートボリュームから起動するようにします。そして、もう一度grub.cfgを適切に設定します。

$ sudo mkdir /mnt/sda2
$ sudo mount /dev/sda2 /mnt/sda2
$ sudo cp /mnt/sda2/boot/grub/grub.cfg.backup /mnt/sda2/boot/grub/grub.cfg

作業が終わったら再起動します。

$ sudo reboot
(UUIDが重複しているとかでinitramfsが出てきたら)update-initramfsをブータブルUSBからやる

mdadmで何度もRAIDアレイを同じ名前で作って壊すというのを繰り返すと、mdadmとinitramfsが上手く動かなくなります。

このときは、ブータブルUSBなどからmdadm.confを書き換え、update-initramfsを行います。

まずは先程構築したRAIDをマウントします。

$ sudo apt update
$ sudo apt install mdadm
$ sudo mdadm --assemble /dev/md0 /dev/sdb2
$ sudo mkdir /mnt/md0
$ sudo mount /dev/md0 /mnt/md0

次にmdadmのconfigからUUIDの重複を削除します。mdadmのconfigの末尾に同一の名前でRAIDアレイが複数組まれているのが見つかるはずです。

テキストエディタはお好みでどうぞ。マウントしたRAIDアレイのボリュームにあるmdadmのconfigの末尾にある、重複したRAIDアレイを削除して1つにします。

$ sudo vi /mnt/md0/etc/mdadm/mdadm.conf

個人的に手こずったポイントなのですが、これだけではUUIDの重複エラーは解消されません。RAIDアレイのボリュームでupdate-initramfsする必要があります。

$ chroot /mnt/md0
$ sudo update-initramfs -u -k all

作業が終わったら再起動します。

$ sudo reboot

RAIDに元々のストレージを加える

この操作で元々のストレージのデータは全て消えますので注意してください。

起動したら、lsblkコマンドなどでRAIDアレイから起動しているか調べます。上手く行っていれば、ルートディレクトリは/mnt/md0のものとなっているはずです。

上手くRAID側のルートボリュームから起動したならば、RAIDに元々のストレージを加えます。

$ sudo mdadm /dev/md0 -a /dev/sda2

データの複製が終わるまで、watchコマンドで様子を見ます。(watchコマンドから抜けるには、Ctrl+Cします。)

$ watch -n1 cat /proc/mdstat

fstabをUUIDで設定する

/dev/md0のUUIDを調べます。

$ blkid | grep md0

ここで出てきたUUIDを、/etc/fstabのルートのマウントポイントに設定します。以下のように書き換えます。

UUID=(先程調べたUUID) / ext4 errors=remount-ro 0 1

grub-install、update-grubを行う

grubを/dev/sdaと/dev/sdbにインストールし直します。前述のとおりこれが意味をなしているのかは不明です。

$ sudo grub-install /dev/sda
$ sudo grub-install /dev/sdb
$ sudo update-grub

rebootし、片肺で動くか確認する

再起動します。

$ sudo reboot

上手く起動しないようならば、1回目の再起動時のトラブル対処の方法で/etc/fstabなどを切り戻します。

lsblkやcat /proc/mdstatなどで、上手く動いているか(RAIDから起動しているか)調べられます。

また、片肺だけで起動したら、/proc/mdstatを見ると異常があると表示されます。それも確認しておくと良いかも知れません。

片肺だけで起動した後元通りに戻したら、もう一度リビルドを行う必要がある点に注意が必要です。(mdadm -aコマンドで行います)

作業はここまでです。お疲れ様でした。

心配なところ

ブートボリュームはRAIDになってない(できない?)

ブートボリューム(ここでは/dev/sda1)はmdadmではRAIDに出来ないようなので、RAIDを再構築したらブートボリュームは手動で(コマンドで)再構築する必要があるようです。

しかし、grub-installが自分が試した限りでは上手く動いているか微妙だったので、ここでは直にcpコマンドで/dev/sda1の中身を/dev/sdb1にそのまま複製しています。

この方法だと、アップデートなどでブートボリュームの中身が書き換わったときに/dev/sda1と/dev/sdb1で整合性が取れなくなる(/dev/sda1のみ書き換えられる)気がするので不安です。もしどなたか解決策をご存知であればコメント欄でご教示いただければ嬉しいです。

grub.cfgを直にいじってしまっているので色々調子悪くなってそう

今回、grub.cfgをviで直接編集しました。参考にしているサイトが直接編集する方法をとっていたのでこの方法としたのですが、grub.cfgを直接編集するのは避けたほうがいいようです。

コマンドで編集する方法があるようなのですが、軽く調べた限りだと具体的にどういったコマンドを実行すればよいか不明だったためこの方法で行いました。もしコマンドでの操作をご存じの方が居ましたらコメント欄でご教示いただければ嬉しいです。

また、今回はgrub.cfg内のセーフモードの項目は書き換えていません。そのため、セーフモードは恐らく起動しなくなっています。このあたりも結構不安です。

最後に

私はLinuxのブートパーティションなどを今回初めて触ったのですが、initramfsやGRUBなどの知識が不足しているなということを痛感しました。

Linuxは基本的なコマンドが使える程度なので、時間を確保して体系的に一度勉強したいと思っています。

ではまた!

参考にしたサイト

www.clouvider.com

基本的にこのサイトでの手順を踏襲しています。

以下のサイトは上のサイトで上手くいかなかった部分を調べたものです。

www.hohog.net

atmarkit.itmedia.co.jp

ex1.m-yabe.com

askubuntu.com

keiotu.blog9.fc2.com

piro791.blog.ss-blog.jp

superuser.com

superuser.com

夏休みの振り返り(2022)

はじめに

こんにちは。ペグ酸です。

今日は大学生活3回目の夏休みが終わったので、振り返りということでブログ記事を1つ作ることにします。

去年や一昨年はコロナの影響で、コレといったことが出来ていなかったのですが、今年はその分いろいろなことが出来て充実した夏休みになりました。

目次

やったこと

旅行に行った

友人に会いに、関東の方までサンライズに乗って行ってきました。

高松から乗りたかったのですが、サンライズ瀬戸が全て満席だったので、出雲の方に岡山から乗りました。それでもノビノビシートが残り3~4席程度しか残っていなかったのでギリギリ。まぁ、行った1~2週間前ぐらいに急に決まったので、予約が取れただけ十分かな。

床がカチカチと噂に聞いていたので、備え付けの掛け布団は敷布団にして、掛け布団代わりのブランケットやら枕代わりの服やらを持っていきました。重装備の甲斐あってぐっすり寝れました。

関東の方、と言ってますが、行ったのは山梨です。乗り換えで横浜や東京の端っこの方を通っていますが。

河口湖や山中湖などに行きました。見晴らしも良くてそれほど混雑していなくて、とても快適でした。山中湖では富士山のてっぺんが綺麗に見えました。

インターンに行った

インターンに行ってきました。アルバイトもあまり人と関わる業種ではないので、社会経験も兼ねてトライしてみました。

多々ご迷惑をおかけしてしまいましたが、しっかりと指導していただき良い経験になりました。

一日中外出して人と関わるのが数年ぶりなので、体力と精神が思いの外削られてしまった...

YouTubeに動画投稿をした

スマホを新しくしたので、開封と1ヶ月ぐらいの使用レビューを動画にしてみました。

再生数1万回超え、チャンネル登録者が100人突破などと、かなりの反響があってビックリしてます。

折角なので収益化の条件になっている登録者1000人を目指してみようかな。収益化しても収益は度外視で自分が見たい動画を作るスタンスで行きたいけど。

麻雀をやってみた

雀魂で麻雀を始めてみました。夏休みいっぱいで雀士1までいって、今は雀士3です。ようやく銀の間で放銃しないと打てるようになってきました。

四暗刻を一度役満で出しました。最初は四暗刻役満と知らず、役満演出が始まった時は始めてから一ヶ月足らずで役満を出したことが衝撃でした(役満演出そのものは前に目撃していました)。

夏休みが終わってから数え役満を出しました...!

できていないこと(これからやりたいこと)

プログラミングの勉強

PHP(などWebサービス開発に使えるもの)、Androidアプリ、Windowsソフトウェアの開発の勉強をしたいなーとずっと思っているのですが、書籍一冊やり遂げるのがなかなか難しく時間がかかっています。

卒業研究が夏休み明けから始まっていくので、それとの時間の兼ね合いで厳しいかなーと思っていたのですが、単位がある程度順調に取れていることもあって、10月はある程度まとまった時間が取れそうです。そこで今までできていなかったことを進めたい。

今までの勉強の復習

大学に入ってからの勉強がテストが終わると頭から抜けていってしまってます。やっぱり使う頻度が多くないことは忘れてしまうなと。

入学後すぐにやった線形代数微積分が結構抜けてしまっているので、そのあたりを復習しないといけないなーと思ってます。

また、電磁気やベクトル解析、そして出来たら高校の内容ももう一回復習したいなーとか思っています。大学の内容ある程度知っている上で高校の内容見てみたら大分簡単に見えてきます。高校になって中学の内容見ても同じこと思ったけど。

英語の勉強

TOEIC受ける時は、TOEICの点を800点台に載せたい(2年前にTOEICを受けた時の点は一歩及ばず795点でした)と思っています。

ただ、ブランクが長いので今は700点台すら維持できるか微妙です。問題演習してみないと。そして800点台に載せたいなら単語を覚え込まないといけないです。高校時代はシステム英単語の例文ほぼ暗記していたので、それくらいまでやりこまないと...

メールの整理

大学のメールと、プライベートのメールを要らないやつアーカイブしないといけないなーと思ってます。

やろうと思えば1時間足らずで終わると思うのですが、中々やる気が出ない。日にちを決めて取り組まないと。

レジュメのPDF化

大学の授業のレジュメや過去問をPDF化したいなーと思ってずっと出来てません。プリンターのスキャナーが傷みそうなのと、クラウドストレージの無料枠に収まりきらないので踏み切れずにいます。

NASを買ってRAIDで数TBのプライベートストレージを組みたい。初期投資が数万円するので中々踏み切れないけど。

最後に

中々頭の中だけで考えているだけじゃ動けないので、こうやって文字に起こしてみると少し考えがまとまる気がします。

できるだけ文字に起こす習慣をつけていきたいな、と思う今日この頃です。

ブログの下書きや書きたいことも20個ぐらいあるので、ぼちぼち書いていきたいと思います。

ではまた!

【今週のお題】自分のホーム画面のレイアウトを紹介してみる

はじめに

こんにちは。ペグ酸です。

今週のお題が「ホーム画面」ということで、自分のスマホのホーム画面を紹介してみます。

メインのスマホiOSです。まずはこちらから紹介していきます。

また、自分はサブの動画視聴端末としてAndroidを使ってます。こちらもiOSのホーム画面に何となく寄せてみたので、紹介したいと思います。

それでは、紹介していきます。

目次

メインスマホiOS)のホーム画面

1ページ目(メイン画面)

背景画像はデフォルトで入ってる青と緑の壁紙です。時間帯によって色が変わるやつです。

ちなみに、機種はiPhone7です。1回バッテリーを交換していますが、バッテリーの消費が早いです。致命的なほど不満はないので、iOSのアップデートが提供されている間は使い続ける予定です。

流行りの(というか、最近のアップデートで追加された)ウィジェットをふんだんに使ったホーム画面です。NERV防災の天気予報(左上)と、雨雲レーダー(左下)を置いてます。また、右側にはカレンダーを置いてます。

アプリとしては、カメラやマップなど、すぐに使うものを1ページ目にまとめてます。パスワードマネージャーや2段階認証のアプリもここに置いてます。

パスワードマネージャーや2段階認証のアプリ、全人類に普及してほしいです。そのうち自分が使ってるパスワードマネージャー(Bitwarden)と2段階認証のアプリ(Authy)を紹介する記事を書きたいと思います。

2ページ目

一番上はLINEニュースのウィジェットです。右にはスクリーンタイム、左下は楽天カードの請求額のウィジェットを出してます。

スクリーンタイムのウィジェットを置いておくと、スマホ見すぎてるなーというのがひと目で分かるので気に入ってます。もちろん、TwitterYouTubeなどのアプリは入れてますが、すべてのアプリ一覧以外にはアイコンを置いてません。時間を浪費してしまうので...

その他は、決済系アプリや銀行のアプリ、Steamの二段階認証で必要なSteamアプリ、メールやサーバー管理用のSSHクライアントなどを置いてます。

ちなみに、SSHクライアントのTermius、オススメです。パソコンとも設定が秘密鍵含めて同期できたり(もちろん、マスターパスワードで非可逆暗号化されます!)、学生なら無料で使えたりします。そのうち1つの記事として紹介したいと思います。

ウィジェット欄(ホーム画面一番左のページ)

上から、カレンダー、NERV防災の天気予報&雨雲レーダー、スクリーンタイム、SwarmのチェックインウィジェットGoogle Keepの新規作成ボタンを置いてます。

ロックした状態でも予定が見れるの、結構便利です。

Android編(動画視聴用サブ機)

1ページ目(メイン画面)

背景画像はホロライブのサメちゃんです。ソースはこの画像

ウィジェットの配置をiOSの方と大体一緒にしてみました。カレンダーアプリは、iOS標準のものからGoogleカレンダーに変更しています。

このスマホのOSはXiaomiのMIUIなのですが、デフォルトのウィジェットを全部消したら、ロック解除が速くなった気がします。

2ページ目

こちらもウィジェットの配置をiOSの方と大体一緒にしてみました。ニュースウィジェットGoogleニュース、中央右側はSteamの二段階認証コードが出るやつと楽天カードの請求額、左下の使用時間表示はDigital Wellbeingを使ってます。

こうしてみるとiOSAndroidって遜色ないですよね。次スマホを買い替えるなら値段がお手頃なAndroidでもいいかな、と思ってます。

アプリのボタンの配置はだいぶ違ってますが、配置できるボタンの数がiOSよりMIUIの方が多いのと、MIUIにはウィジェット専用のページが無いためです。

最後に

どうでしょうか。ウィジェットを使うと何だかかっこよく見えてきます。YouTubeでたまに見る意識高い人のスマホ画面にぐっと近づけますよ!

また、再度になりますが、スクリーンタイムやDigital Wellbeingのウィジェットを置いておくの、結構オススメです。一日の終わりにYouTubeで溶かした時間を見て、懺悔することが出来ます...!

ということで、ホーム画面の紹介でした。ではまた!

Windows Server 2019にRadeon RX 570のグラフィックドライバをインストールする方法

はじめに

こんにちは。ペグ酸です。

少し前、Windows Server 2019が動作しているPCにRadeon RX 570を装着しました。しかし、RX 570のドライバは(普通にやると)Windows Serverには入りません。互換モードでやっても無理。

調べてみると解決策が出てきて、その通りにやってみるとインストールできました。今回は、このドライバの入れ方を記事としてまとめていきます。

注意

  1. 参考にする際は自己責任でお願いします。記事を書く際は十分注意しているつもりですが、万が一何か起きた場合でも責任は負えません。
  2. 以下、画像はクリックで拡大可能です。

目次

今回検証した構成

関係がありそうな部分だけ記載しています。

事の経緯

2013年初頭に組み立てた初代自作PCをずっと使ってきて8年が経過した2021年、流石に新しいパソコンを組みたいな、と考えてパソコンを組み替えました。

しかし、初代自作PCは壊れたわけではないので、サブとして活躍してもらおうと思い、Microsoft Azure for Studentsで無料で手に入るWindows Server 2019をインストール。当初はGTX 650で頑張っていたのですが、VRAMが足りずにアプリケーションがクラッシュする事案が多発したので、中古で購入したRX 570に載せ替えました。

そしてRX 570用のドライバを入れようとしたら、Windows Server 2019ではインストーラーが途中で止まってしまう。どうにかしてインストール出来ないかと調べた結果、AMD Community(フォーラム)に英語ではありますが解決の方法が載っていました。

参考にしたサイト(英語)

community.amd.com

上記リンク(01-23-2021 10:32 PM投稿のリプライ)では、Windows Server 2016+RX 470で検証していますが、Windows Server 2019+RX 570の自分の環境でも、同様の手順で動作しました。

折角なので、動作報告と自分用のメモとして、この記事を書こうと思い立った次第です。

インストールの方法

1. AMDのサイトから、Windows10用のドライバをダウンロードする

(リンク切れ等あるかも知れません。その場合は検索などで辿ってください。)

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上記スクリーンショットのように、使用しているグラフィックボードを選択します。そして「送信」をクリックします。

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遷移した画面で、自分のOSを選びます。今回はWindows10用のドライバをダウンロードします。色々選べますが、ダウンロードするのはAMD Softwareとなっているものです。

2. 一度セットアップユーティリティを実行させ、失敗させる

ダウンロードしたインストーラを開きます。互換モードの設定等は特に必要ありません。

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しばらくすると、上記スクリーンショットのようにエラーが表示されます。

この画面を特に何もすること無く閉じます。

3. C:\AMDにドライバファイルが解凍されているので、それを1つずつインストールする

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上記スクリーンショットのように、「C:\AMD\(ドライバのバージョンの名前のフォルダ)\Packages\Drivers」に、ドライバ群が解凍されています。

これらのフォルダにある「.inf」を右クリックして「インストール」をクリックしていきます。

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少しだけ数が多いので、検索欄で「.inf」で絞り込むと効率的です。

これで完了です。特に再起動等しなくてもドライバは適用されているようでしたが、適用されていないようなら再起動してみてください。

終わりに

ドライバの更新のたびに毎回この作業をするのは面倒ですが、ドライバが全くインストール出来ないよりは遥かにマシです。

自動で出来る方法も存在はするらしい(未検証)

参考にしたサイトでは、ドライバを自動で探してインストールするソフトを使用すると自動で出来ると書かれていました(未検証です)。

使用したという "driverdetector" で調べていると、以下のソフトがヒットしたのでおそらくコレでしょう。

www.gigafree.net

試していないので動作は保証できませんが、もし気になるようなら試すのもアリかも知れません。再度になりますが、試す際は自己責任でお願いします。

締め

以上、Windows Server 2019にRadeon RX570のドライバを入れる手順でした。お役に立てたら幸いです。ではまた!